2020年6月10日の早朝5時のこと。
わたしがきっと人生で一番大切に愛した小さな家族が虹の橋を渡って行った日。
あれから、丸3年が経ちました。
「美玲」は保護犬として、保健所から保護団体さんに引き取られた犬。
一時預かりのお家に、確か2年半お世話になっていたベテラン保護犬でした。
とっても美人で、穏やかな性格をしていて、保健所でも本当はとっくに処分されていてもおかしくない滞在期間だったそうです。
でも、お世話係の方が「この子は良い子だから…」と言って、処分を先延ばししてくれていたのだそうです。
もしかしたら、出会うことがなかったかもしれない命。
保護された時で推定10歳、見た目からしてパピヨンとキャバリアのMixと言われていました。
フィラリア陽性、そしてキャバリアは心臓病にかかりやすい犬種と言われますが、美玲も心臓が弱いところがありました。
一時預かりのお宅で療養をして、フィラリアの吊り出し手術も受け陰性判定になり…
ただ、年齢と心臓の病気のこと、白内障も出始めていて、引き取り手が見つかりませんでした。
そんなある時、母がふっと「この子可愛い」と、インターネットで見つけた里親サイトで美玲を見つけて言ったのです。
量子力学を今は学んでいるので、少し思うところは、母の波長に写真だけでピッタリと合う波長を美玲に感じたんだろうなと思います。
数日後に譲渡会のイベントがあると書いてあり、すぐに「美玲ちゃんに会いに行きたい」と連絡を取り、出かけました。
引き取りの経緯や保護生活の記事をくまなく読んで、会いに行った美玲は、ちょっとだけ距離を取りながらもわたしの側にいてくつろいでくれて。
その日はそのまま帰って、後日里親の申し出をしました。
そして半月も経たないGWに、我が家の一員になったのです。
ずっと「みれい」と呼ばれていたけれど、うちの子になってからは「美玲」と書いて「みれ」と名付けました。
可愛くて優しい美玲ちゃん。
我が家に来た時、13歳くらいだろうと言われました。
心臓も弱いし、白内障もあるし、フィラリアの経験もあるし…3年一緒に居られれば良いだろうと言われて。
これはわたしの直感でわがままだけれど、美玲は世界一わたしのことが好きだったと思う。
わたしが抱っこをすると、秒でうとうとしてしまうくらい、彼女はわたしに安心しきってくれたから。
今振り返って思うけれど、やっぱり美玲とわたしの波長は全く同じ形だったんだと思う。
美玲はわたしに安心してくれたし、わたしも美玲に一番癒してもらったから。
そんな美玲と、丸5年を一緒に過ごしました。
最期はわたしの腕の中で、気持ちの良い初夏を匂わせる、梅雨の合間の快晴の空の下。
うんと伸びをして、口をパクパクさせて何かを伝えようとして。
「大好きだよ」「ありがとう」とずっと母とふたりで言い続けながら。
昨日のことのように思い出せる、3年前のあの日のこと。
母はペットロスがひどくて、その後も譲渡会に行くと、一時預かりをしてくれた方と抱き合って泣いたりしていたようです。
わたしは今でもこの記事を書きながら、美玲のことを思い出しながら、寂しさと恋しさと「会いたいな」という気持ちで、少し涙が出ます。
でも、笑っちゃうくらい、うちには至る所に美玲の写真がたくさん飾ってあって。
3年経った実感が意外となかったりもします。
美玲と出会ったことで、将来、保護動物カフェを開くという夢を持ちました。
美玲ちゃん、いつまでもいつまでもあなたが大好きだよ。
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